![]() | 統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか? 門倉 貴史 (2006/10/17) 光文社 この商品の詳細を見る |
統計指標は、本当に身近なものになりました。統計指標の動きで株式、為替など市場が敏感に反応するため、個人投資家も統計指標に注目するようになっています。
しかし、統計はウソはつかないけど騙されることがあるので注意が必要です。この本は、統計に騙されないように、統計数字を疑って、数字の見方についてのセンスを磨こうという趣旨のものです。これを読んで統計リテラシーを身に付けてほしいものです。
もともと著者はアングラ経済(地下経済)の専門家ですが、最近はBRICsに力を入れているようです。数少ない独立エコノミストなので、陰ながら応援しています。
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![]() | 労働ダンピング―雇用の多様化の果てに 中野 麻美 (2006/10) 岩波書店 この商品の詳細を見る |
経団連の仕事もするようになってから、労働法規委員会などに出席しており、労働法問題にも詳しくなりました。つい何年か前までは、サービス残業をやらされる側で、労働者側の考え方を持っていましたが、いつも、使用者側の意見を聞いているうちに、最近ではバリバリの使用者側意見に洗脳されています。
この本の著者は労働者側弁護士なので、とても新鮮に感じました。たしかに、正社員を守りつつ、雇用の調整弁として派遣、パートを利用しているので、かなりのダンピングが進んでいるのは身近でも感じています。
労働力の再生産、雇用の安定という視点からは、非正規雇用の均等待遇、正規雇用にも適正労働が必要という著者の主張はごもっともだと思います。
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![]() | 文藝春秋 2006年 12月号 [雑誌] (2006/11/10) 文藝春秋 この商品の詳細を見る |
社内での異動で仕事が変わることになり、引継ぎやらなにやらで大変です。ブログ更新も毎日はできそうにもありません。
当面は、読んでもらうブログと言うよりは、本や新聞記事の備忘録代わりに続けていきます。
今日は雑誌の紹介です。10日に発売された文藝春秋12月号は、教育特集がメインです。「子供を殺すのは教師が親か」というサブタイトルで、対談、レポートがまとめられています。
私は、「教師も問題だが、親に問題あり」と考えています。その親を教育したのは教師だと言う観点からは「学校教育に問題あり」だと思います。家庭、学校、地域が協力し合って教育を改革していく視点が大切かと思います。公教育の充実が日本の最重要課題ではないでしょうか。
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![]() | 病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める- 新谷 弘実 (2005/07/08) サンマーク出版 この商品の詳細を見る |
先日、健康診断で胃の内視鏡検査をはじめて受けました。いろいろと脅かされたものですから、あわてて、こんな本を読んでしまいました。
まあ、規則正しい生活をしろとか、野菜中心の食事をしろという常識的な話だけかと思っていたら、牛乳は毒だとか過激な意見もあって面白かったです。
食事は「よく噛め」というのは実践しようかと思いましたが、著者がやっているという1日1〜2回のコーヒー浣腸は、実施困難かと思いました。
これだけ、健康オタクに徹すれば、病気にもならないのでしょうが、ストレス職場に長時間拘束されているものとしては、もっとハードルの低い健康法も紹介して欲しいものです。
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![]() | 若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 城 繁幸 (2006/09/15) 光文社 この商品の詳細を見る |
この本では、若者の離職率が高いのは、年功序列制度が崩れているにも関わらず、低賃金で働かされるなかで、将来が見えにくくなっていることが原因としています。
いま勤務している会社は不動産業なので、離職率は高い方です。だいたい3年で入れ替わるという業界平均水準です。もともと年功序列制度も無い会社なので、この本で言うところの「辞める理由」とは、少し違うかもしれません。ただし、将来が見えないから辞めるという意味では共通しているかもしれません。
私は、もともと苦学生から、大企業に入り、長く働いてきたものですから、若い人の離職率の高さや、フリーター、ニート問題には、かなり厳しい意見を持っています。もちろん、立場の弱い若年層が損な役回りになっていることは理解していますが、それでも、まだまだ甘いと思いますし、頑張って欲しいと思っています。
働き方が多様化していく中で、法制度を含めた制度改革が進められています。この本では、「日本の会社はダメだ、若者は犠牲者だ」と言う視点で書かれていますが、若い人には、被害者意識を捨てて前向きに生きてもらいたいものです。
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![]() | サザエさんと株価の関係―行動ファイナンス入門 吉野 貴晶 (2006/02) 新潮社 この商品の詳細を見る |
著者は、大和総研の人気アナリストです。一見すると株価と関係のなさそうなものも、人間の心理面から微妙に株価に影響しているという内容のお話です。
「サザエさんの視聴率が上がると株価が下がる」というのは、景気がいいとき(株価が高いとき)は、日曜に行楽に行ってテレビを見ないためというロジックのようです。
何でも、データを取って時系列で並べて株価の動きと並べると相関が強い場合があります。でも因果関係がはっきりしないものを、無理やりの理由付けをしても説得性は薄いような気がしました。
経済分析に人間の心理、行動をファクターに取り入れた「行動ファイナンス」は、学者の間でも流行のようですが、この本では、行動ファイナンスの理論的裏づけはありません。「行動ファイナンス」を勉強したい方には、「行動経済学 経済は「感情」で動いている」(光文社新書)をお勧めします。
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![]() | お金をふやす本当の常識―シンプルで正しい30のルール 山崎 元 (2005/10) 日本経済新聞社 この商品の詳細を見る |
著者の山崎元さんは、転職を12回も経験したという人で、現在は、楽天証券経済研究所の研究員として、あちこちにコラムなど書いています。
「手数料が安く、中身のはっきりしたものだけに投資すること」という大原則をもとに、金融機関に騙されないためのルールをわかりやすく解説しています。
個人的には、全くの同意見ですが、金融機関からすると過激な意見ということになります。金融機関は、適正な利潤が必要であり、サービスの対価として納得できる手数料を目指しているのでしょうが、山崎さんからみると「金融機関に騙されるな」ということになります。
ただし、金融機関とは中立のFPに相談して、FPに手数料を払うのは良いこととしているので、FPとしては、真っ当な意見ということになります。
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![]() | ウェブ時代の英語術 森 摂、馬越 恵美子 他 (2005/04) 日本放送出版協会 この商品の詳細を見る |
Webによる情報収集は本当に便利になりました。たいていのことは、無料でWeb上で調べることができます。
しかし、日本語でしか情報を得られないとなると、グローバル化の世の中では、情報格差が生じてしまいます。
今週の週刊ダイヤモンドの野口悠紀雄氏「超整理日記」では、「英語力が国力を決める時代」というテーマでこのことを述べています。「英語を読めるか否かによって、その人の情報能力には本質的な違いが生じることになる」ということです。
上記の本は、Web上のニュースなどの見出しに出てくる短い単語の解説など、非常に役立つ情報が満載です。英語のメールで使われる絵文字なども紹介されており、オススメの1冊です。
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![]() | 経済学的思考のセンス―お金がない人を助けるには 大竹 文雄 (2005/12) 中央公論新社 この商品の詳細を見る |
経済学は、日常生活の中ではあまり役立津という実感はありませんが、経済学的に物事を考えるということは、問題解決のヒントになったりします。
この本は、経済学を使って身の回りの問題を考えるという視点で、「イイ男は結婚しているのか」、「賞金とプロゴルファーのやる気」などの問題について経済学を用いた解消法を解説しています。
筆者は、「インセンティブの観点から社会を視る力」と「因果関係を見つけ出す力」を持つ人を「経済学的思考センス」がある人としています。
ビジネスの現場では、論理的思考により問題解決を行うことが大切ですが、経済学的思考は欠かせないアイテムだと思います。
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![]() | 図解 不動産証券化のすべて 三菱UFJ信託銀行不動産コンサルティング部 (2006/02) 東洋経済新報社 この商品の詳細を見る |
不動産ファンドの仕事も多少やっているので、不動産証券化についても勉強しています。この本は、今年の2月に出版されたもので、最近の動きまで含めて、証券化の全体像をうまくまとめているので、お勧めです。
J-REITに投資する場合には、不動産証券化の仕組みについて、この程度の知識は持っていた方が良いと思います。
ちなみに、私のポートフォリオにJ−REITは入っていません。不動産関連の会社に勤務しているものとしては、リスク分散にならないからです。銀行勤務時代に持株会で大損をしたことの反省もあり、自らの給与収入と投資収入が、広い意味での分散投資になるよう努めています。
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![文藝春秋 2006年 12月号 [雑誌]](http://ec1.images-amazon.com/images/P/B000JVT3C6.01._SCMZZZZZZZ_V35760204_.jpg)








